いま流行のソーシャルゲーム

ポケットモンスターとソーシャルゲーム

 

 

 

ソーシャルゲームの特徴のひとつに、他のユーザーとのコミュニケーションツールになるという側面がありますが、このコミュニケーションツールとしてのゲームの原点は、実は「ポケットモンスター」にあるのではないかという説もあります。

 

 

「ポケットモンスター」は、任天堂から発売されたゲームボーイ用ソフトであり、様々なバリエーションを生みながら現在まで人気を持続させているゲームです。この「ポケットモンスター」が爆発的にヒットし、世界的なゲームとして成長した理由には、その初代ゲームが採用した「通信機能」によるところが大きいと考えられるのです。

 

 

それまでにも通信機能を使ったゲームは色々とありましたが、基本的には「テトリス」のように、ユーザー同士の対戦くらいにしか利用されていなかったわけですが、「ポケットモンスター」では、自身が収集したモンスターを他のユーザーと交換したり、自身が育てたモンスターによる対戦が可能となったことが、非常に画期的なところであったわけなのです。

 

 

当時はまだインターネットがそれほど普及していなかったことから、当時の子供たちは、友人たちとの通信プレイを行なうだけでなく、レアなモンスターの捕獲方法や強いモンスターの育て方などに関して、口コミによる情報交換なども活発に行われていたようです。

 

 

つまり、「ポケットモンスター」はコミュニケーションツールとして非常に魅力的なコンテンツだったわけであり、それが現在のソーシャルゲームへと続いていることになるということなのです。