いま流行のソーシャルゲーム

ソーシャルゲームに関する誤解

 

 

 

ソーシャルゲームにはいくつかの誤解が生まれていることがあります。そのひとつが「ソーシャルゲーム」と「家庭用ゲーム」を対峙させるというものです。

 

 

実際、ソーシャルゲームが一般に普及していくに連れて、家庭用ゲームを購入する人たちが減っているという事実もあるようですが、両者は特に対立するようなものではないのです。

 

 

そもそも家庭用ゲームの中に現在のソーシャルゲームの原型となるものがあったことは確かであり、現在の家庭用ゲームにはソーシャルゲームとほとんど変わらないようなサービスを取り入れているものもあるわけです。

 

 

一方のソーシャルゲームは、ゲーム自体の利用は無料でありながらも、追加アイテムなどの販売によって収益を上げていくというスタイルをとっており、これはビジネス形態の違いであると言ったほうが良いのではないでしょうか。

 

 

また、ソーシャルゲームのユーザー規模に関しても、家庭用ゲーム機のユーザーに比べればまだまだニッチであると思われているようですが、実際にはソーシャルゲームはその媒体として、パソコンや携帯電話という世界中に普及したハードウエアを利用しているので、そのユーザーは全世界的に広がっているのです。

 

 

例えば、Facebookと連動するソーシャルゲームである「CityVille」は、およそ7000万人の月間アクティブユーザーがいるといわれており、これは家庭用ゲーム機用のソフト「スーパーマリオブラザーズ」の全世界での累計販売本数約4000万本を、大きく上回っているわけなのです。こうしてみれば、いかにソーシャルゲームが普及しているのかが分かるのです。